SOPHIAライブ@武道館

「皆がそれぞれの辛いことや壁を乗り越えて、今日この場所に来てくれてありがとう。みんなたくさんがんばったよね。…よく、頑張りました。」
「またここから、1人1人違う道を頑張って歩いて行きましょう。そしてまた、絶対会おうね。今日ここに集まってくれた仲間に、そして、いろんな選ぶべきものがあって今日ここには来れないけど、どこかでこの場所のことを思ってくれている仲間に、そして、もう二度と会うことは出来ないけれど、かつて同じ音を聞いて一緒に頑張った仲間全てに、この曲を贈ります。“Thank you”」

溢れ出て来る想いに胸が詰まったような、みんなの搾り出したような歓声が印象的だった。

なんて居心地がいいんだろう、この場所は、メンバーがいて、友達がいて、言葉も交わしたことないけど一緒に向日葵かざして泣いたり笑ったりする仲間がいる。まだ、たった十数回目だというのに、聴き慣れた充さんの会場全体に響き渡る真っ直ぐで強い歌声、見慣れた向日葵畑、踊り慣れた黒いブーツ、唄い慣れた街、Believe、何度も聞いたジルのゴン太くん、トモのありがとう、都さんの掲げる手、主張しない黒ちゃんの、強く主張するベース音。またここに戻ってきた、と思う。そして、この場所を去って行こう、でも絶対もう一度来てやるって思う。

SOPHIAとこの5年間を、生きてきたんだって思う。「共に泣いて笑ったこの日を忘れない限り」私は頑張ろう、恐れないで進もう。「SOPHIA」と出会ったこと、好きになったことを心から大事に思えたその時、「Walk」のイントロが始まった。SOPHIAと出会ったまさにその曲。どうしよう、やっぱりこの曲が無条件に好きだ。
そしてANSWERへと向かう。この曲は本当に優しすぎる曲。どんな私達も受け入れてくれる。そして、それからそっと背中を押してくれる。なんだかSOPHIAのライブ空間と同じだなって思った。全てを受け入れる。優しすぎて、青くて、綺麗な曲。
続くOne Summer Day。してやられた、って思った。ライブでは思いっきり叫んで、思いっきり泣いてやろうと思った。でもまさかここまで泣きじゃくることになろうとはね(笑)

なんだかずっと泣いてた。心の中にたまってた嬉しいこととか悲しいこととか、不安とか疲れとか強がりとか、全部吐き出してしまいたくなった。でも、本当は楽しくて笑顔が止まらない時もたくさんあったんです。初盤からエンドロール、Believeに黒いブーツ。ヒマワリにwooz!。すっごい楽しかったんだ。モンキーダンス、最高!!ウェーブ、もっともっといやりたかった。隣はライブに慣れてないお母さんが1人で来てた。反対側は大人しく見てる男の子。

今回はいろいろな曲をやってくれたな、次のステージへと向かう日。思わず、最高だったあの獅子Ⅲを思い出した。

そして今回気付いたこと。私、SOPHIAを、充さんを信じきってしまっている。ちょっとまずいかなって思うくらい。自分で自分に必死に言い聞かせてきても信じられなかった言葉。充さんが言ったらすっと自然に、信じられることができるようになってしまった。「頑張ったね」他の誰も言ってくれなかった言葉、言われても信じられなかった言葉を充さんに言われた。それだけで心から救われた気がした。自分1人ではどうしても真実に成り得なかった言葉が、音に乗って、急に意味を持って私に訴えかけてきた。

私は私を信じられない。でもSOPHIAとSophiansは信じられるから。どんなことがあっても、ずっと幸せでいられることは信じられる。