farewell '98.4.22発売 シングル「ゴキゲン鳥〜crawler is crazy〜」c/wとして収録

music&words 松岡充               ゴキゲン鳥~CRAWLER IS CRAZY


「farewell」…私がこの曲を始めて聞いたのは、ラジオ「SOPHIA松岡充のリップスパーティー21.jp」の最終回で、ラストナンバーとしてかけられた時でした。最後の最後で知らない曲!?と思ってちょって悲しかったけれど、そのせいか、この曲を聴くと私はリップスの最終回しか思い出せません;

farewellって、それがなくともとてもとても大好きな言葉でした。別れ際に「さようなら」っていう意味で使われる言葉だけど、その語源は、fare=「旅をせよ」と well=「良い」がくっついたもので、元はVon VoyageとかHave a nice tripみたいな意味を持つ言葉です。
別れの挨拶っていうともう会えなくなってしまいそうだけど、それがもし“farewell”だったら、今はしばらく離れてしまうけど、良い旅をしてきて、帰ってきたらまたどっかで旅の話を聞かせてね、って言われてる気がする。

充さんはリップスの最後に、泣きながらこんなことを言っていました。
「ここで出会ったリスナー、そしてスタッフのみなさん、そしてアーティスト…、これからもずっと居続けるわけで、どっか、どっかにみんな元気でいるから、そのことを思って、俺もなんか辛い事があった日には、みんながんばってんだ……みんながんばってんだって思って、また会える日を、うん、こうやってね、また会える日を夢みながら信じて…、頑張っていこうと思います、SOPHIAを。……ありがとね。…また絶対、会おうね。」

なんか、「farewell」って静かな曲で、明るい曲では決してないのに、また会える日まで、いい旅の話がたくさんできるようにがんばろう!って思えるんです。