シングル「青い季節」、そのc/wblue color people、アルバム「EVERBLUE」、そして、ツアー「BLUE.BLUE.BLUE」ここのところ、SOPHIAは目に見えて青づくし。でも、彼らが言っているように、これまでのSOPHIAの中にも実は青はかなりの頻度で登場してる。95年に限定発売のVHS「blue on blue」、初期の代表作「Kissing blue memories」、アルバム「little circus」のジャケットは青く顔を塗りたくったメンバーが印象的だった。
SOPHIAのバンドカラーは青だ、という彼らは、青という色にさまざまな意味を込めている。たとえば単純に「青春」という意味の青をとったとしても、blue on blueの頃の青とEVERBLUEの青はきっとかなり違う。
青について。青ってほかの色と違って見たときになんだか吸い込まれそうな、不安な気持ちになるのはなぜだろう…。私は、青についてそんなイメージを持っていて、SOPHIAが「青」というテーマを持ち出してきた時に、そんなことを思い出していました。そしたら、ある日なんとなく手に取った「anan」の充さんのインタビュー記事に、その答えが書いてあった。

起きてカーテン開けて、空が青いとすごく幸せになるけど、その青があまりにも濃すぎると、なんだか不安になったりもする。空や海のブルーってあまりにも深くて美しくて、その世界の大きさや自分の小ささを思い知らされて寂しくなったり怖くなったり。これってなんだか「幸せ」の価値観に似てると思いません?(笑)手に入れたそのときは「うわぁっ」て満たされるんだけど、次の瞬間には、その幸せを失うのを恐れてる。だから人間にとって本当に大事なのは、「怖くなるほどきれいな青」を見つける、その道のりそのものだと思う。(anan 2004年10月6日発売号)

たぶんもっと何か科学的な理由があるんだろうけど、これを見た時、ああ!そうかも!って思ってちょっと悔しくなりました。計算途中で答えを言われちゃった!みたいに、そのくらい明確だったから。